お茶のあれこれ

【妊娠・授乳中の方にもオススメ】ノンカフェインでミネラル豊富!麦茶の効能を徹底解説

暑い夏に飲みたくなるお茶といえば、やっぱり『麦茶』

子供のころ、どの家の冷蔵庫にも入っていた定番のお茶です。

私も、外で遊んで帰ってきたら、真っ先に冷蔵庫に入っている冷たい麦茶を取り出してゴクゴク飲んでいました。

ぺんりる
ぺんりる
暑い日の麦茶はサイコー!

しかし、最近では麦茶以外にも様々なお茶や飲み物が売っていて、ついつい麦茶からは足が遠のきがち・・・

そこで今回は、麦茶の効能やメリット、暑い夏の季節になぜ麦茶が良いのかを分かりやすく解説していきます。

夏場に「緑茶」を飲みたいという方は、冷茶でも美味しい「深蒸し茶」の記事をご覧ください。

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麦茶の原料は『六条大麦』

麦茶の原料は、麦のなかでも食物繊維を多く含んだ「大麦」です。

麦にはいくつか種類があり大麦のほかに、小麦やはと麦、ライ麦などがあります。

それぞれの麦が使われている主な用途は次の通りです。

大麦:麦茶、ビール、麦ご飯
小麦:パン、パスタ、うどん
はと麦:はと麦茶、化粧水
ライ麦:パン、ウイスキー

ぺんりる
ぺんりる
麦にも色んな種類があるんだね

また、大麦にも種類があり、一般的によく知られているのは「六条大麦」と「二条大麦」です。

「六条大麦」は、6列ある穂のすべてに実がなりますが、「二条大麦」は、6列ある穂のうち実がなるのは2列だけです。

麦茶に主に使われるのは「六条大麦」です。

「二条大麦」は、主にビールや焼酎の原材料として使われますが、麦茶によっては六条大麦と二条大麦をブレンドしたものもあります。

麦茶の宣伝として「六条大麦を使った麦茶」といったキャッチコピーをよく耳にしますが、麦茶に一般的に使われている麦のため、六条大麦を使った麦茶が特別というわけではありません。

ちなみに最近、美肌にもいいとして注目されている「はと麦」は、同じイネ科の植物ではありますが、大麦や小麦とはすこし違い、とうもろこしに近い植物です。

『ハトムギ茶(はと麦茶)』と『麦茶』の違いを知りたい方には、こちらの記事がオススメ

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六条大麦の生産量は、1位が福井県、2位が富山県になります。
福井県と富山県で、日本全国の5割以上の六条大麦を生産しています。

また、六条大麦の収穫時期は、秋に芽が出た後冬から春にかけて育っていき、初夏に収穫されます。
収穫された大麦を焙煎し煮出したものが麦茶になります。

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麦茶のもつ効能

麦茶のもつ様々な効能を解説します。

麦茶は妊婦さんも飲めるノンカフェイン

緑茶や紅茶、烏龍茶など、ほとんどのお茶にはカフェインが含まれています。

しかし、麦茶は他のお茶と違い、カフェインをまったく含まないカフェインゼロのお茶です。

そのため麦茶は、妊娠中や授乳中のお母さんだけではなく、子どもにも安心して飲ませることができるお茶です。

ぺんりる
ぺんりる
麦茶は誰でも安心して飲めるお茶なんだね

麦茶の原料となる大麦には食物繊維が豊富に含まれているため、妊娠中・出産後に多くのお母さんが悩まされる便秘の解消にも効果があります。

また大麦には鉄分も多く入っているため、産前産後の貧血予防としても有効です。

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豊富なミネラルで熱中症予防

麦茶には、暑くなった身体を冷やす効果があると言われています。

私たちの身体は汗をかくと、体内の水分と一緒にミネラル(カリウムやナトリウム)も排出してしまいます。

そしてミネラルが不足すると、体内の水分バランスが崩れ熱中症になる危険性があります。

ぺんりる
ぺんりる
熱中症は命に関わることもあるよ

麦茶には、ミネラル(カリウムやナトリウム)が豊富に含まれているため、水分と同時にミネラルも摂取することができ、熱中症の予防に効果的です。

ミネラルは体内で作ることができない栄養素のため、夏場、麦茶で水分とミネラル補給をすることはとても重要です。

スポーツをする子どもの熱中症対策には、こちらの麦茶もオススメです。

子供の熱中症、夏バテ対策にすぽーつ麦茶

血流改善で血液サラサラ

麦茶には血流改善効果もあります。

これは、麦茶の香ばしい香りの成分である「アルキルピラジン」に、血液をサラサラにする効果があるためです。

ぺんりる
ぺんりる
麦茶には血液サラサラ効果もあるんだね!

多量の汗や偏った食生活によって血液がドロドロになってしまうと、血管中に血のかたまり(血栓・塞栓)ができてしまい、脳梗塞や心疾患といった病気の原因となります。

血液をサラサラにすることで、脳梗塞や心疾患といった病気の予防につながるだけではなく、身体中に血液が循環しやすくなり体内の老廃物の排出や美容にも効果があると言われています。

サプリメントで手軽に血液をサラサラにしたい方には、こちらもオススメ!

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抗酸化作用で生活習慣病予防

私たちは酸素を使って活動していますが、このとき同時に体内では「活性酸素」という物質が生み出されます。

そして「活性酸素」は放っておくと、老化やがん、生活習慣病の原因となります。

ぺんりる
ぺんりる
活性酸素が蓄積すると身体が「酸化」してしまうんだ

この活性酸素を体外に排出することを「抗酸化」といいます。

「酸化」「抗酸化」の詳しい解説については、こちらの記事をご覧ください。

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麦茶には抗酸化作用のある、「カテコール」や「ゲンチシン酸」といったポリフェノールが豊富に含まれています。

ポリフェノールが含まれている麦茶を飲むことで、体内の活性酸素を効率よく排出することができ、老化やがん、生活習慣病の予防にもつながります。

体内の抗酸化には「緑茶カテキン」が多く含まれた緑茶を飲むのもオススメです。

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美味しい麦茶の入れ方

麦茶には大きく分けて「ティーバック」と「丸粒麦茶」の2つがあります。

ティーバック

ティーバックの麦茶は、煮出した場合は香りが立ち、水出しは手軽に作ることができるので、どちらもオススメです。

お湯で煮出す

【入れ方】
①沸騰したお湯の中に、1ℓ当たり1袋(約10g)の麦茶を入れます。
②そのまま3〜5分ほど煮出した後、火を止め5分ほど置きます。
③ティーバックを取り出して完成です。

水出し

【入れ方】
①1ℓのポットに水を入れ、その中に1袋(約10g)の麦茶を入れます。
②そのまま冷蔵庫で1〜2時間ほど冷やします。
③ティーバックを取り出して完成です。

丸粒麦茶

丸粒麦茶は、お湯で煮出すのが原則のためティーバックと比べると手間は掛かりますが、丸粒麦茶特有の香ばしい香りが特徴です。

【入れ方】
①沸騰したお湯の中に、1.5ℓ当たり1袋(約30g)の麦茶を入れます。
②そのまま5〜10分ほど煮出し、ビールぐらいの色になったら火を止めます。
③出来上がった麦茶をポットに移して完成です。

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まとめ

最後に、麦茶のもつ効能をポイントごとにまとめます。

麦茶はノンカフェイン
麦茶はカフェインゼロのため妊婦さんでも飲むことができる。
食物繊維も豊富なため、便秘の解消、貧血予防にも効果あり。

ミネラルが多く熱中症予防になる
汗で体外に出て行ってしまうミネラルを効率よく補給できる。

麦茶は血液をサラサラにする
麦茶に含まれる「アルキルピラジン」には血流改善効果がある。

抗酸化作用による生活習慣病予防
麦茶のポリフェノールによって体内の活性酸素を効率よく排出できる。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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