お茶のあれこれ

映画はなぜ金曜日に公開されるのか

こんにちは、ぺんりる(@penpen1191)です。

私たちの日常に根付いている娯楽の1つに”映画”があります。
迫力のある大画面に重厚な音響、家のテレビで観るのとは一味違う映画館にしかない楽しみです。

そんな映画ですが、公開日が金曜日に集中していることに皆さんはお気づきでしょうか。

私はこれまで、映画は土曜日に公開日が集中しているイメージがありましたが、ハリウッド映画をはじめ最近は金曜日に公開するのが一般的となっています。

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金曜日は仕事が早く終わるから

金曜日を公開日としている映画は多いですが、その中でも特にハリウッド映画はその傾向が顕著に表れています。

これにはある理由があります。

それはアメリカではここ数年、金曜日は仕事を早めに切り上げて家に帰るというのが一般的になってきたことです。

「金曜…プレミアム…うっ、頭がっ!」
日本にも似たような制度を流行らせようとしていた時期があったような気もします(笑

そういったアメリカの労働環境の変化から、金曜日に映画を公開することによってより多くの集客を見込めるため、ハリウッド映画を金曜日に公開することが一般的になりました。

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昔は土曜日の公開が多かった

私をはじめ、映画の封切り公開日は土曜日をイメージしている方も多いと思います。

たしかに昔は映画の公開日は土曜日になることがほとんどでした。

これにも理由があり、それは日本の企業の多くが土日の2日間を休日としているためです。

というのも、映画の封切り公開日そのものはとくに明確には定まってはいません。

しかし、新しい映画の公開直後の観客動員数はその後の集客に大きく影響するため、土日の連休での観客動員を見込んで土曜日に公開することが一般化しました。

現在でも土曜日に公開される映画は一定数あります。
これは公開する映画の内容や配給会社の意向が反映されています。

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初日舞台挨拶は日本特有の文化

日本で映画の土曜日公開が一般化したもう1つの理由として、日本独自の興行習慣である出演者やキャストが登壇する”舞台挨拶”の存在があります。

映画の制作にはとてつもない労力と時間がかかります。
その映画を制作していくうえでの監督の想いや出演者たちの心情を生で聞くことができる舞台挨拶は、よりその映画やキャストのファンになる重要なイベントです。

金曜日が公開日の場合は初日舞台挨拶も金曜日となってしまうため、舞台挨拶を見たい方たちはお休みをとって見に行かなくてはなりません。

ただし舞台挨拶を金曜に行うことのメリットもあります。

舞台挨拶を金曜に行った場合、映画の内容やインタビューの情報が記事として報道されますので、それを見たうえで土日に映画を観に行くという方には、より多くの前情報を得ることができます。

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これまでなかったお茶の映画『日日是好日』

黒木華主演、樹木希林らを共演とした映画「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」は2018年に公開されたお茶の映画です。

この映画は、エッセイストである森下典子さんの人気エッセイを基にした作品で、森下さんが約25年間にわたって町の茶道教室に通った日々を綴っています。

現代劇では初めて茶道教室を舞台にした本作ですが、映画では茶道初心者が思わず共感するユーモアあふれる作品です。

タイトルになっている日日是好日は禅語のひとつで、「毎日毎日が素晴らしい」というのが文字通りの意味となっています。

そこから派生した解釈として、「毎日が良い日となるよう努めるべき」や「日々に一喜一憂することなく今このときが大切」といった解釈もあります。

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まとめ

映画の公開日にはさまざまな理由があります。

週の半ばで公開する映画も稀にありますが、これも映画の公開日が明確に定まっていないという理由を踏まえて考えると納得がいきます。

映画は娯楽であるとともに、私たちの感動や歓喜といった感情を呼び起こしてくれる素晴らしい芸術でもあります。

時間の空いた土日や仕事終わり、映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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