書評

【書評】EQ〜こころの知能指数〜|ダニエル・ゴールマン【要約・感想】

こんにちは、ぺんりる(@penpen1191)です。

今回紹介する1冊はこちら

EQ〜こころの知能指数〜

EQとは

EQとは”Emotional Intelligence Quotient”の略で心の知能指数、つまり自己や他者の感情の知覚や自分の感情をコントロールする知能のことです。

概念としては比較的あたらしく、この本の著者ダニエル・ゴールマンが書籍や新聞記事に紹介し世間に広まったとされています。

EQ〜こころの知能指数〜

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頭が良いだけでは成功者にはなれない

あの人、頭は良いんだけどねー。。。

こういった話題は学校や職場でよく聞こえてくるかと思います。
この本ではそういった頭の良さだけでは測れない、心や感情などの内面にスポットを当てた内容となっています。

たとえば、専門性の高い理論を全く知見のない初心者に説明する場合、自分の理解している内容をそのまま相手に伝えても理解してもらうのは困難でしょう。

相手に理解しやすく、かつ興味をもって説明を聞いてもらえるか。
いかに相手の気持ちを察し自分の感情をコントロールできるかがEQの概念です。

EQ〜こころの知能指数〜

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EQは鍛えることが可能

一般的にIQはその人が生まれ持った先天的な能力であり、成長する過程でその能力を鍛えることは困難とされています。

しかし、EQは成長過程で鍛えることができるため、それを意識するかしないかでは各個人の能力は大きく異なってきます。

特に子どもと多くの時間を過ごす親世代の人にとって、この概念を理解しているかいないかでは、子どもの成長に大きく関わってくる可能性があります。

EQ〜こころの知能指数〜

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EQは社会で必要なスキル

IQが頭のよさといったハード面の能力に対して、EQはハードを最大限に生かすソフト面の能力です。
いくら性能の良いハードでも、ソフトがそれを生かせなければ意味がありません。

社会ではコミュニケーション能力(コミュ力)の重要性が問われることが多くあります。
この本を読んで自分のソフトをあらためて見直し、自らのハードを最大限生かしてみてはいかがでしょうか。

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