文房具

万年筆の楽しみ方とは?万年筆初心者にも分かりやすく解説!

こんにちは、ぺんりるです。

皆さんは”万年筆”を使ったことはありますか?

「おじいちゃんが使っていた」「名前は知っているけど実際に使ったことはない」といった方も多いと思います。

そんな万年筆ですが近年はボールペンやシャープペンにはない”育てる筆記具”として密かなブームになっています。

初心者にオススメの万年筆5選こんにちは、ぺんりるです。 今回は初心者にオススメしたい万年筆を5つご紹介したいと思います。 初心者の方にも手に取りやすい条...

そもそも万年筆とは

万年筆(萬年筆)とは、ペン軸の中に入っているインクタンクからペン先にインクを供給することで文字を書くことができる筆記具です。

その様子が、まるでインクが泉のように湧き出てくるようだったので英語では”fountain pen(ペンの泉)”とも呼ばれています。

万年筆の原型は今から1,000年以上前、西暦953年のエジプトで誕生したといわれています。
その後、1809年にイギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュという人が万年筆の特許を取得し現在の万年筆があります。

海外から日本に万年筆が入ってきたのは1880年代といわれています。
その後、日本人の大野徳三郎が初めて国産の万年筆を開発し、ピーク時は年間1,000万本前後の国産の万年筆を海外に輸出していました。

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万年筆の特徴と魅力

万年筆はボールペンやシャープペンには無い、いくつかの特徴があります。

育てる楽しみ

万年筆のペン先は、使えば使うほど自分の筆圧や書き方に応じて形が変わっていきます。

買ったばかりの万年筆と、しばらく使った万年筆ではビックリするほど書き味が違うため、自分だけの万年筆を育てていくという楽しみがあります。

ちなみペン先が変形していく都合上、普段使っている万年筆を他人に貸してしまうと書き味が変わってしまうことがあるため、誰かに貸すことはあまりオススメしません。

見た目のバリエーションが豊富

万年筆本体の材質は樹脂のほかに、金属や樹木など多くの種類があります。

色合いについても、ビジネスにも使えるモノトーンのものから、カラフルでかわいいものまで様々あるので、自分の好きな万年筆を見つけることができます。

長く使うことができる

万年筆は名前に”万年(萬年)”とあるように、きちんと手入れをすればとても長く使うことができます。

自分の使っていた万年筆を自分の子供や孫に引き継ぐことができるのは、長く使える万年筆ならではの特徴です。

文字を書く時間を豊かにできる

仕事はそのほとんどをパソコンで行い手紙はメールに置き換わった現代ですが、落ち着いた気持ちで万年筆を握り、文字を書くために紙と向かい合うのはなんとも豊かな時間といえます。

手書きの文字にはメールやLINEにはない、どこか書いた人の温かみのような不思議な魅力があります。
万年筆はそんな手書きの魅力を再認識させてくれます。

私自身、万年筆を使い始めてから親しい人への手紙やメッセージカードを書くのが前よりずっと楽しくなりました。

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最後に

ボールペンやシャープペンが筆記具の主流となっている現代では、万年筆を日常で見かけることはほとんどなくなってしまいました。

たしかに、日常のメンテナンスやインクの取り扱い方法、金属特有の書きごごち(筆記感)など、慣れないうちは難しく感じることもあるかもしれません。

しかし、使っていくうちに自分だけの道具として育っていく万年筆は、とても可愛く愛おしいと思います。

自分だけの万年筆で、文字を書く時間をより豊かなものにしてみてはいかがでしょうか。

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