緑茶

日本茶初心者が迷ったら産地で選んでみよう!おすすめの緑茶を5つ紹介

色んな緑茶を飲んでみたいけど、種類が多くてどれを買ったらいいのか分からない。

そんな悩みを抱えた人たちのために、この記事ではお茶好きの筆者がおすすめする緑茶を5つご紹介します。

男性の口コミ
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種類が多くてどれがいいのか分からないよ
女性の口コミ
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緑茶って産地ごとに味って違うの?

そんな悩みを解決できる記事になっているので、緑茶選びで悩まれている方の参考になれば嬉しいです。

煎茶?玉露?緑茶の種類を解説

緑茶とは、お茶の葉を発酵させずに作った不発酵茶の総称で、緑茶は「煎茶」「玉露」「ほうじ茶」など栽培方法や作り方によって様々な種類に分けられます。

煎茶とは

煎茶とは、お茶の原料となる茶葉を日光遮らずに栽培し、収穫した茶葉を蒸して揉みながら乾燥させたお茶です。

新芽が出てから収穫まで日光を当て続けるので、葉っぱの光合成が盛んに行われるのも煎茶の特徴です。

ぺんりる
ぺんりる
煎茶は太陽の光をいっぱい浴びて育つんだね!

光合成が行われると、殺菌効果の高い緑茶カテキンがたくさん作られるので、煎茶にはカテキンが豊富に含まれています。

入手しやすくお値段も手ごろなので、初心者におすすめしたいお茶です。

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玉露とは

茶葉に日光を当てないよう、寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる布をかぶせて育てる「被覆栽培」によって作られるお茶が玉露です。

茶葉に布をかぶせることで光合成が行われないため、お茶のうまみ成分であるテアニンが増加します。

ぺんりる
ぺんりる
光合成が少ないとうまみ成分が増えるんだね

また、玉露は苦味も少ないので「甘みのあるお茶」といわれることもあります。

栽培の過程で布をかぶせるなどの手間が掛かるため、煎茶と比べると値段は高くなります。

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ほうじ茶とは

煎茶を焙煎して作るお茶をほうじ茶(焙じ茶)といいます。

ほうじ茶は、煎茶や玉露と比べてカフェインが少ないので、妊娠中や授乳中の方でも安心して飲むことができます。

ぺんりる
ぺんりる
ほうじ茶は渋みも少ないから、とても飲みやすいよ!

また、ほうじ茶は自宅で作ることもできます。

私は、開封して時間が経ち香りが飛んでしまった煎茶は、フライパンで焙煎してほうじ茶にしています。

煎りたてのほうじ茶は、市販のものより香りが立っていて美味しいですよ。

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おすすめの緑茶の産地

ここでは、私のおすすめする緑茶の産地を5つご紹介します。

静岡県の『静岡茶』

誰もが一度は聞いたことのある静岡茶ですが、静岡県はお茶の生産量が日本一の県です。

静岡茶の特徴は、長い時間をかけて茶葉を蒸す「深蒸し製法」によって緑茶の渋みを抑えることで、スッキリとしていて飲みやすいことです。

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また、同じ静岡県内でも「掛川茶」「本山茶」「川根茶」など、生産地域ごとにブランドが確立しているのも静岡茶の特徴です。

静岡県内の地域ごとに飲み比べをすると、各地域それぞれ味に特徴があるので面白いですよ。

煎茶を多く生産していて値段も手ごろなので、初心者におすすめの産地です。

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京都府の『宇治茶』

高級玉露としても有名な京都の宇治茶は、外国人観光客のお土産としても人気です。

宇治茶の特徴は、なんといっても玉露特有の豊かな甘みです。

ぺんりる
ぺんりる
一度玉露の甘みを知ると病みつきになるよ

ブランドにもなっている宇治茶という名前は、どんなお茶でも名乗れるわけではなく、宇治茶を名乗るためには厳格な定義を満たさなければなりません。

宇治茶の玉露はちょっと高いという人も、まずは宇治茶の煎茶を試してみて、その豊かな味わいを感じてみてください。

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埼玉県の『狭山茶』

埼玉県の狭山茶は、静岡茶や宇治茶と並んで日本三大茶ともいわれています。

特に、狭山茶の味の良さは「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と歌われるほどです。

狭山茶は寒冷な気候で育つので、茶葉が肉厚になることによる重厚なコクが特徴です。

ぺんりる
ぺんりる
茶葉が厚いとお茶のコクが増すんだね!

また、江戸時代から行われている特殊な製法「狭山火入」によって、狭山茶の特徴である重厚なコクがさらに際立ちます。

狭山茶は生産量が少なく、地産地消によって市場の流通量が少ないですがコクのある緑茶を飲みたいという方にはぜひおすすめです。

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鹿児島県の『知覧茶』

日本でも有数の緑茶の生産地である鹿児島県ですが、桜島の火山灰による豊かな土壌で育ったお茶が知覧茶です。

知覧茶の特徴として、「ゆたかみどり」や「さえみどり」といった、ほかの産地ではあまり見られないめずらしい品種を作っています。

ぺんりる
ぺんりる
ほかの産地では「やぶきた」という品種が多く作られているよ

特にゆたかみどりは、2008年の洞爺湖(とうやこ)サミットで各国の首脳に振る舞われたことでも話題になりました。

サツマイモのようなほのかな甘みと、深蒸し製法によるスッキリとして飲みやすいので、緑茶の渋みが苦手な方にもおすすめです。

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福岡県の『八女茶』

最後におすすめするのは、福岡県の八女茶です。

以前「マツコの知らない世界」でも紹介されましたが、八女茶の特徴はなんといっても質の高い玉露です。

特に八女茶の高級玉露(本玉露)は、全国茶品評会で農林水産大臣賞を何度も受賞するほどです。

ぺんりる
ぺんりる
ぼくも一度は本玉露を飲んでみたい!

八女茶の生産地である八女地方は、日中の気温が高く夜間は冷え込むといった1日の寒暖差が大きい気候のため、玉露を育てるのに適した環境となっています。

八女茶の高級玉露(本玉露)は手が出ないという方には、まずは八女茶の煎茶がおすすめです。

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まとめ

おすすめの緑茶を紹介してきましたが、最後に初心者の方が選ぶべきお茶のポイントをまとめます。

  1. 選ぶべき緑茶の種類:値段が手ごろな煎茶からスタートするのがおすすめです
  2. おすすめの産地:まずはクセのない静岡茶を飲んで、より渋めが好きなら狭山茶、甘めが好きなら宇治茶を試してみるのが良いと思います

最後までお読みいただきありがとうございました!

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