お茶のあれこれ

【妊婦さんにもオススメ】ノンカフェインのお茶5選【妊娠中・授乳中】

緑茶や紅茶には多くのカフェインが含まれており、妊娠中や授乳中の方は基本摂取は厳禁です。

しかし、妊娠期間や授乳期間は年単位の長期間になるため、その間ずっとお茶が飲めないのは辛いと思います。

そこで今回は、妊娠中や授乳中でも飲めるノンカフェインのお茶をご紹介いたします。

『ノンカフェイン』『カフェインレス』『デカフェ』の違いを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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なぜ?妊娠中のカフェイン摂取を控える理由

妊娠すると必ずと言っていいほど、お医者さんにカフェインの摂取を控えるように言われますが、それはなぜなのでしょうか。

胎児が成長していくために必要な栄養の多くは、母体から胎盤を通して送られます。

このとき母体が摂取した、カフェインも胎盤を通して胎児に送られてしまい、胎児の発育不良につながる可能性が指摘されています。

また、授乳中は母乳を通じて赤ちゃんにカフェインが届いてしまうとも言われているため、出産後もカフェインの摂取量には注意する必要があります。

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妊娠中・授乳中でも安心なノンカフェインのお茶5選

妊娠中・授乳中の方にもおすすめな、ノンカフェインのお茶は次の5つです。

ルイボスティー
杜仲茶(とちゅうちゃ)
たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー)
黒豆茶
麦茶

それぞれのお茶の特徴を説明していきます。

ルイボスティー

妊婦さんでも安心して飲めるノンカフェインのハーブティーが”ルイボスティー”です。

南アフリカ原産のハーブ”ルイボス”で淹れるルイボスティーは、カフェインを気にされる妊娠中・授乳中の方にもオススメです。

ルイボスティーに含まれる栄養素である”亜鉛”は、赤ちゃんの生育に必要なDNAの合成に関わる栄養素とも言われており、妊娠中に摂取することは特に重要です。

また、ルイボスティーにはリラックス効果や便秘を解消する効果もあるため、悪阻(つわり)などによる体調不良のストレスも和らげてくれます。

クセのない味で、ほのかな甘みとスッキリした後味のため、食事と一緒に楽しむこともできます。

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ルイボスティーの詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。

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杜仲茶(とちゅうちゃ)

健康志向の妊婦さんにおすすめなのが”杜仲茶(とちゅうちゃ)”です。

長年に渡り中国で、不老長寿の薬とされてきた杜仲(とちゅう)の若葉を使った健康茶です。

杜仲の樹皮は漢方薬として名高く、日本でも医薬品として認定されています。

近年、樹皮と同じ健康成分が若葉にも含まれていることが分かり、健康茶として爆発的なブームとなりました。

杜仲茶はノンカフェインで妊婦さんも安心なのはモチロンのこと、杜仲の木は基本害虫がつかないため無農薬で栽培されることから、無農薬のオーガニックなものを求める方にもオススメです。

ほんのりとした優しい甘みが特徴のお茶です。

杜仲茶についてもっと詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめ!

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たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー)

たんぽぽ茶(たんぽぽコーヒー)はノンカフェインだけではなく、母乳不全や冷え性にも効果があります。

母乳は血液で作られているため、授乳期のストレスで血流が悪くなったり、冷え性の方の場合には母乳不全になってしまうことがあります。

たんぽぽ茶に使われているたんぽぽの根っこには大根や生姜と同様の血流を良くし、身体を温める効果があります。

血流が良くなることで身体の血液の巡りが良くなり、母乳不全や冷え性の改善が期待できます。

また、たんぽぽ茶にはホルモンバランスを整える効果もあるため、生理痛や生理不順で悩まれている方にもオススメです。

たんぽぽ茶はたんぽぽの根っこを焙煎しているため、その香ばしい味と香りから”たんぽぽコーヒー”とも呼ばれています。

そのまま飲んでも美味しいですが、コーヒーと同じように甘いお菓子やスイーツとの相性もバツグンです。

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黒豆茶

ノンカフェインな黒豆茶ですが、実は美容にも効果があります。

黒豆の黒い皮の部分には”アントシアニン”が多く含まれています。

アントシアニンには、皮膚のコラーゲンを強く結びつける働きがあるため、黒豆茶を飲むことでハリのあるお肌を保つことが期待できます。

また黒豆には、体内に溜まった不要な水分を排出する腎機能を高める効果もあるため、むくみの改善にも効果があります。

味は麦茶や煎茶に近く、食事と一緒に楽しむこともできます。

注意点として、黒豆には大豆イソフラボンが含まれているため、妊娠中の過剰摂取はホルモンバランスを乱す可能性があります。

しかし、黒豆茶には美容・美肌効果などたくさんのメリットがあるため、妊娠中に飲む場合には1日2〜3杯程度を目安にしましょう。

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麦茶

私たちにもっとも馴染みのあるお茶である麦茶も、もちろんノンカフェインです。

妊娠中や授乳中のお母さんだけではなく、小さなお子様にも安心して飲ませることができます。

また、麦茶はカフェインがゼロというだけではなくミネラルも豊富に含まれているため、暑い時期の水分とミネラル補給に最適なお茶です。

麦茶の詳しい栄養成分や効果を知りたい方は、こちらの記事もオススメ

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番外編:カフェインレスコーヒー 3選

妊娠中や授乳中でも、どうしてもコーヒーが飲みたくなった場合、次の3つのコーヒーであればカフェインレス(ディカフェ)なので、気兼ねなく楽しむことができます。

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まとめ

以上、妊娠中・授乳中でも飲めるノンカフェインなお茶5選でした。

最後にもう一度、それぞれのお茶の特徴をまとめておきます。

ルイボスティー
赤ちゃんの生育に重要な”亜鉛”が多く含まれており、リラックス効果や便秘の解消に効果的

杜仲茶(とちゅうちゃ)
無農薬栽培のため、健康嗜好な方にオススメ

タンポポ茶(タンポポコーヒー)
冷え性の改善に効果的、コーヒーと味や香りが似ているためコーヒー好きの方にもぜひ

黒豆茶
美肌効果とむくみ解消効果が魅力的、大豆イソフラボンが含まれているため飲み過ぎには注意

麦茶
夏場のミネラル補給に欠かせないお茶、お母さんだけではなくお子様も安心してお飲みいただけます

最後までお読みいただきありがとうございました!

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