お茶のあれこれ

ハトムギ茶(はと麦茶)と麦茶の違い、効果・効能を詳しく解説

近年、健康や美肌効果で注目されている「ハトムギ茶(はと麦茶)」ですが、私たちが普段飲んでいる「麦茶」と、どこが違うのでしょうか。

「ハトムギ茶と麦茶って、ほとんど同じじゃない?」と思っている方も多いと思います。

実は、ハトムギは昔から肌トラブルの漢方として使われてきたので、麦茶の原料となる大麦とは全くの別物です。

ぺんりる
ぺんりる
ハトムギは「漢方」として使われていたんだね

また、ハトムギ茶はノンカフェインのため、肌トラブルで悩む妊娠中や授乳中の方でも安心して飲むことができます。

今回は、ハトムギ茶と麦茶の違い、そしてハトムギ茶の効果・効能について詳しく解説していきます。

ハトムギ茶以外の「ノンカフェイン」のお茶を探している方は、こちらの記事がオススメです。

【妊婦さんにもオススメ】ノンカフェインのお茶5選【妊娠中・授乳中】緑茶や紅茶には多くのカフェインが含まれており、妊娠中や授乳中の方は基本摂取は厳禁です。 しかし、妊娠期間や授乳期間は年単位の長期間...

「ハトムギ」と「ジュズダマ」は同じもの?

ハトムギ」はイネ科ジュズダマ属の植物で、実の見た目はとうもろこしに似ています。

このハトムギの実を焙煎して作るお茶が「ハトムギ茶(はと麦茶)」です。

また、ハトムギに似ている「ジュズダマ」という植物がいます。

「ハトムギ」と「ジュズダマ」は元は一緒の植物で、ジュズダマの栽培の過程で生まれた変種が「ハトムギ」です。

ぺんりる
ぺんりる
ジュズダマの変種が「ハトムギ」なんだね

ハトムギの原産地は、中国南部のインドシナ半島といわれており、日本には江戸時代頃に渡来したとされています。

その後、日本国内でハトムギが本格的に普及したのは1981年(昭和56年)以降であり、その頃には全国で栽培が始まりました。

ハトムギはイネ科のため収穫時期は大麦とは異なり、9〜10月ごろがピークです。

ちなみに、麦茶の原料は「六条大麦」という大麦の一種のため、ハトムギとはそもそもの麦の種類が異なります。

「麦茶」の原料や効能について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【妊娠・授乳中の方にもオススメ】ノンカフェインでミネラル豊富!麦茶の効能を徹底解説暑い夏に飲みたくなるお茶といえば、やっぱり『麦茶』。 子供のころ、どの家の冷蔵庫にも入っていた定番のお茶です。 私も、外で遊...
スポンサーリンク

ハトムギ茶の効果・効能

ハトムギ(はと麦)は、漢方薬として知られている「薏苡仁(よくいにん)」の原料でもあります。

ヨクイニンは、肌荒れやいぼの治療、疲労回復などに用いられる生薬として、昔から重宝されてきました。

美肌効果

ハトムギに含まれる「コイクセノライド」は、ハトムギ特有の栄養素の1つです。

「コイクセノライド」には、肌の細胞の代謝を高めて肌の新陳代謝を促す効果があるので、お肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促進、正常化してくれます。

ぺんりる
ぺんりる
肌のターンオーバーが早くなるんだね!

また、皮膚の新陳代謝が活性化されることでお肌の血液循環が良くなり、古くなった角質が生まれ変わるのを助けてくれるため、お肌の美白やシミの改善にも効果があります。

ちなみに、ハトムギが化粧水の原料としても重宝されるのは、お肌の新陳代謝を高めてくれるからです。

むくみの解消

ハトムギには、水分の代謝を上げながら尿の出を良くする「利尿作用」があります。

この利尿作用には、体内に溜まってしまった余分や水分や老廃物、毒素などを体外に排出する効果があります。

むくみは、体内に溜まった余分な水分や老廃物によって起こるため、ハトムギのもつ利尿作用によって老廃物を体外に排出することで、体全体のむくみを解消することができます。

ぺんりる
ぺんりる
飲み過ぎるとトイレが近くなるから注意してね

便秘の解消

食物繊維」が豊富に含まれているのも、ハトムギの特徴です。

ハトムギには、お米の約2倍の食物繊維が含まれています。

ぺんりる
ぺんりる
ハトムギには食物繊維がいっぱい入ってるんだね!

食物繊維は第6の栄養素とも呼ばれていて、大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌が増えて腸内の働きが活発になります。

腸内環境が活発になると、整腸効果も高まるため便秘の解消にもつながります。

食物繊維をもっと手軽に摂りたい方は、こちらのサプリもオススメ!

話題のスピルリナ+植物酵素/初回限定CP実施中!

アトピーの改善

ハトムギに含まれている「コイクセノライド」や「有機ゲルマニウム」は、アトピー性皮膚炎の改善にもつながるといわれています。

まず「コイクセノライド」は、肌の新陳代謝を高めるため、アトピーで弱った皮膚のターンオーバーを促し、よりバリア機能の高い健康な肌を作ることができます。

ぺんりる
ぺんりる
バリア機能の高いお肌を作るとアトピーが出にくくなるよ

有機ゲルマニウム」には、細胞に効率よく酸素を届ける効果があるので、アレルギー反応で痛んでしまった皮膚細胞の再生を早めることができます。

有機ゲルマニウムを手軽に摂りたい方は、こちらのサプリもオススメ!

ナットウキナーゼと有機ゲルマニウム配合

スポンサーリンク

ハトムギ茶の味と入れ方

ハトムギ茶は、麦茶と同じくイネ科の植物を焙煎しているため、麦茶にあるような香ばしさはハトムギ茶でもほとんど同じです。

味については、麦茶とは若干異なります。
ハトムギ茶は、麦茶をさらに香ばしくした味に近いと思います。

色は麦茶よりも明るめなので、麦茶と同じ煮出し時間(3〜5分程度)だと薄いように見えますが、味はしっかり出ています。

ぺんりる
ぺんりる
色が薄いからといって、煮出し過ぎないよう気をつけてね

ハトムギ茶の入れ方
①1〜1.3Lのお湯を沸かす
②ティーバックを1袋入れる
③3〜5分ほど煮出して完成
※味と色の濃さは、煮出す時間で調整可能です。



スポンサーリンク

まとめ

最後に、ハトムギ茶(はと麦茶)のポイントをまとめます。

ハトムギは漢方として使われるほど栄養が豊富
昔から、薏苡仁(よくいにん)という漢方薬として重用されてきた。

美肌・美白効果が高い
ハトムギに含まれる「コイクセノライド」は、肌の新陳代謝を高める効果がある。

利尿作用によるむくみの解消
ハトムギの持つ「利尿作用」にとって、老廃物を体外にスムーズに排出できる。

食物繊維が豊富
食物繊維」が豊富に含まれているハトムギは、便秘の解消にも効果的。

アトピーの改善
肌の新陳代謝を高めることで、傷んだ肌の修復力がアップする。

最後までお読みいただきありがとうございました!

※関連記事です

【妊婦さんにもオススメ】ノンカフェインのお茶5選【妊娠中・授乳中】緑茶や紅茶には多くのカフェインが含まれており、妊娠中や授乳中の方は基本摂取は厳禁です。 しかし、妊娠期間や授乳期間は年単位の長期間...
【妊娠・授乳中の方にもオススメ】ノンカフェインでミネラル豊富!麦茶の効能を徹底解説暑い夏に飲みたくなるお茶といえば、やっぱり『麦茶』。 子供のころ、どの家の冷蔵庫にも入っていた定番のお茶です。 私も、外で遊...
【妊活】美容と健康どちらにも良い健康茶!ルイボスティーの効果・効能とは【花粉症予防】みなさんは「ルイボスティー」というお茶をご存知でしょうか。 ルイボスティーは南アフリカに生息している「ルイボス」という植物から作ら...