お茶のあれこれ

【妊婦さんにもおすすめ】漢方にも使われる『杜仲茶(とちゅうちゃ)』の味や効果を詳しく解説【ノンカフェイン】

皆さんは『杜仲茶(とちゅうちゃ)』というお茶をご存知でしょうか。

『杜仲茶(とちゅうちゃ)』は、中国では昔から漢方薬として使われていて、近年ではその「健康効果」や「ダイエット効果」などが注目されています。

ぺんりる
ぺんりる
杜仲は漢方薬にも使われているんだね

また、杜仲茶は「ノンカフェイン」なので、妊娠中や授乳中の方でも安心して飲むことができます。

カフェインの表記がイマイチよく分からないという方には、こちらの記事をご覧ください。

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今回は、そんな『杜仲茶(とちゅうちゃ)』の持つ健康効果や効能、味について、詳しく解説していきます。

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杜仲茶(とちゅうちゃ)とは

杜仲茶は、中国原産の「杜仲(とちゅう)」の木の葉を乾燥させてお茶にしたものです。

杜仲の樹皮は、古くから漢方薬の原料として使われていて、近年では杜仲の葉にも樹皮と同じ健康成分が含まれていることが分かりました。

杜仲の漢方薬は、滋養強壮や強い「抗酸化作用」があるといわれており、中国では「不老長寿の薬」として親しまれています。

杜仲茶のほかに「抗酸化作用」があって「ノンカフェイン」なお茶として「麦茶」もおすすめです!

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こうした杜仲の漢方薬の効果は現代の医学でも証明されていて、日本でも医薬品に指定されています。

ぺんりる
ぺんりる
杜仲は薬としても認められているんだね!

また、杜仲の木は虫がつかない農薬いらずの木ともいわれているため、無農薬栽培が基本です。

このため、農薬にアレルギーのある方やオーガニックなものを探している方も安心して飲むことができます。

杜仲茶の歴史

杜仲の木は、恐竜時代末期の6万年前ごろから生息していたといわれています。

というのも、世界各地で恐竜時代の化石が発掘されていますが、その中から多くの杜仲の化石も発見されていることからもそれは明らかです。

多くの生き物が絶滅した氷河期を、たくましく生き抜いた杜仲の木は「現代の生きた化石植物」とも呼ばれています。

ぺんりる
ぺんりる
杜仲の歴史はとても長いんだね

そんな杜仲が日本に入ってきたのは、奈良から平安時代にかけてのことです。

当時の杜仲はとても高価で、一般庶民にはとても手が出せるものではありませんでした。

この時の杜仲は、貴族などの一部の上流階級の人たちにもてはやされていました。

そんな杜仲が「杜仲茶」として一般に普及したのは、1970年後半〜1980年代ごろといわれています。

そして1993年には、杜仲茶の「健康効果」がテレビに取り上げられ大ブームになりました。

ぺんりる
ぺんりる
情報番組の効果で日本中で大ブームになったよ

その後も、杜仲茶の健康効果はたびたびテレビやメディアに取り上げられ、現在では「健康茶」としての地位を確立しています。

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杜仲茶の健康効果

杜仲の葉には、「ゲニポシド酸」や「アスペルロシド」といった、普段の食生活では摂取しにくい健康成分がたくさん含まれています。

老化を予防する抗酸化作用

杜仲の葉に含まれる「ゲニポシド酸」には、老化を予防する「抗酸化作用」が含まれています。

私たちの身体は活動するとき、空気中の酸素を取り込んでエネルギーに変えています。

このとき、体内ではエネルギーと同時に「活性酸素」という物質が蓄積していきます。

活性酸素は、年齢を重ねるにつれて増加していくといわれており、体内に蓄積していくとがん心筋梗塞といった病気の原因にもなります。

ぺんりる
ぺんりる
活性酸素が体内に溜まると危ないんだね

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杜仲の葉に含まれる「ゲニポシド酸」には、体内の活性酸素を除去する抗酸化効果があります。

また、ゲニポシド酸には副交感神経を活発にする作用があるので、活性酸素が増える原因となるストレスを軽減します。

もっと手軽に老化を予防したいという方には、こちらのサプリもおすすめです!

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ダイエットに効果的

杜仲の葉には「アスペルロシド」という栄養素が含まれています。

普段の食事では摂取できない「アスペルロシド」には、肝臓や筋肉などの働きを高める効果があります。

そして、肝臓や筋肉の働きが高まると基礎代謝が上がるので、内臓脂肪の燃焼スピードがアップします。

ぺんりる
ぺんりる
基礎代謝を上げると運動の効率もアップするよ!

このため、杜仲茶を継続的に飲むことで、基礎代謝が高く痩せやすい身体を作ることができます。

ダイエットをサポートするお茶として、「ルイボスティー」もおすすめです!

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生活習慣病の改善

杜仲茶には、副交感神経に作用してリラックスを促す効果があります。

私たちの身体は、リラックス状態になると血管が膨張し血圧が下がります

ぺんりる
ぺんりる
リラックスすると血圧は下がるんだね

狭くなっていた血管が膨らむことで、体内の血の巡りが良くなり、高血圧予防に効果があるといわれています。

また、基礎代謝を高め中性脂肪を減らす効果もあるので、「高脂血症」や「動脈硬化」といった生活習慣病の予防にも効果的です。

むくみの解消

杜仲茶には、水分の代謝を上げながら尿の出を良くする「利尿作用」があります。

この利尿作用によって、体内に溜まってしまった余分や水分や老廃物、毒素などが体外に排出されます。

むくみの発生原因は、体内に溜まった余分な水分や老廃物が身体の外に排出されないことで起こるのが主です。

ぺんりる
ぺんりる
体内の老廃物は「セルライト」の原因にもなってしまうんだ

杜仲茶の利尿作用によって、老廃物を円滑に体外に排出することで、体全体のむくみを解消することができます。

むくみを解消するノンカフェインのお茶として「ハトムギ茶」もおすすめ!

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杜仲茶はちょっとクセのある味

杜仲茶の味は、やや独特の味わいで少しクセがあるので、初めて飲む方や飲み慣れない方には「うっ・・・」となるかもしれません。

杜仲茶の味について、Twitterの反応を見てみると

https://twitter.com/chabamomo2458/status/1186656218179260422?s=20

このように、クセのある杜仲茶の味に戸惑っている方が多いです。

杜仲茶の味をまとめると

漢方薬のような味
草の風味が強い
若干甘みがある

となります。

ぺんりる
ぺんりる
う〜ん・・・ちょっと飲みづらそう・・・

飲みやすいおすすめの杜仲茶

初めて杜仲茶にチャレンジするという方には、小林製薬の杜仲茶」が飲みやすくておすすめです。

https://twitter.com/hotokara_die/status/987658039346974720?s=20

ぺんりる
ぺんりる
これなら初めての人も飲みやすそうだね!

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杜仲茶の美味しい入れ方

杜仲茶の茶葉は、一般のスーパーやドラッグストアに売っているため、入手するのは比較的簡単です。

杜仲茶は茶葉を煮出して作りますが、煮出す時間によって薬効や苦味の強弱が変わります。

杜仲茶の薬効を強めたい場合は、少し長めに煮出したほうが良いです。

【杜仲茶の入れ方】
水1ℓに対して3gの茶葉を入れる
10〜15分ほど煮出す
冷ました杜仲茶をポットに移して冷蔵庫へ

煮出す時間が長いほど薬効は強くなりますが、苦味も強くなるのでお好みで調節してください。

ぺんりる
ぺんりる
煮出す時間を変えて、自分の好みの味を見つけよう!

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まとめ

最後に、杜仲茶の効果や効能をまとめます。

老化を予防するアンチエイジング効果
杜仲茶の「ゲニポシド酸」が体内の活性酸素を除去してくれる。

ダイエットをサポートする効果
葉っぱに含まれる「アスペルロシド」は基礎代謝をアップさせる。

生活習慣病の予防
リラックス効果があるので、血圧を緩やかに下げてくれる。

むくみの解消
体内に溜まった余分な水分や老廃物を排出してくれる効果がある。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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