生活の豆知識

桜って何種類あるの?種類とそれぞれの特徴を紹介

こんにちは、ぺんりるです。

春の代名詞ともいえる桜(さくら)ですが、その種類は様々でそれぞれに特徴があります。

そもそも桜とは

桜はバラ科の植物でモモ亜科スモモ属(サクラ属)の落葉樹の総称です。

日本で私たちが見かける桜のほとんどは”ソメイヨシノ”という品種です。

日本のイメージが強い桜ですが実は海外にも存在しています。
特にアメリカやヨーロッパ、中国などの地域において桜を見ることができます。

私たちが食べているさくらんぼ(チェリー)も実は桜の果実です。

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桜の種類

桜の種類は固有種や交配種を含めて約600種類以上あります。

そしてそれら多くの種類は大きく8つの分類に分けることができます。

自然交配種

自然交配によって生まれたソメイヨシノ(染井吉野)や八重桜などは自然交配種に分類されます。

日本で栽培されている全てのソメイヨシノは挿し木や接木で繁殖したクローンのため、気温の異なる地域でも開花する時期は同じです。

シナメザクラ群

シナメザクラを交配して生まれた品種や、シナメザクラに近い生体的特徴をもった品種はシナメザクラ群に分類されます。

シナメザクラは中国原産の品種で、酸味が強い果実は食用とされています。

現在は中国南西部に7種ほど確認されています。

エドヒガンザクラ群

エドヒガンザクラの特徴をもった品種はエドヒガンザクラ群に分類されています。

エドヒガンザクラ(江戸彼岸桜)の特徴として、開花時期が彼岸の前後ということが挙げられます。

見た目はヤマザクラに似ていますが、花びらの下にあるガクの下部が膨らんでいるのもエドヒガンザクラの特徴です。

ヒカンザクラ群

ヒカンザクラ群に属する桜はその特徴として、樹の高さがあまり高くありません。

一般的に低木〜中高木の樹が多く、下向きに花を咲かせます。

チョウジザクラ群

チョウジザクラは花びらが180度に広がった姿が漢字の”丁”に見えることからその名がついたとされています。

ガクの筒状の部分が大きく、花そのものは小さいのが特徴です。

マメザクラ群

マメザクラ(豆桜)は花びらが小さく、樹の高さも高くありません。

品種によっては1年のうちに複数回開花するものもあります。

ミヤマザクラ群

ミヤマザクラは別名”シロザクラ”とも呼ばれており、シロザクラの名前の通り白色の花を咲かせます。

開花時期も一般的な桜より少し遅く、5〜6月ごろに開花するものが多いです。

ヤマザクラ群

ヤマザクラ群は日本の野生原種の1つです。

開花時期はソメイヨシノとほぼ同じですが花が先に咲くソメイヨシノと違い、花と葉が同時に咲くのがヤマザクラの特徴です。

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最後に

一口に桜といってもその交配種も含めると実に多くの種類があります。

皆さんも近所に咲いている桜に春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。

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