書評

【書評】バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか|ジョージ・S・クレイソン【要約・感想】

こんにちは、ぺんりる(@penpen1191)です。

今回紹介する1冊はこちら

バビロンの大富豪「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

本書は、

富を手にいれるためにはその法則を理解すること。そして、その法則を守ればたくさんの富を手にすることできる。

という考えのもと、経済的に裕福になるための法則をストーリー仕立てで説明しています。

《本書で学んだ3つのポイント》

・稼いだお金を全部は使わずに、その一部は必ず貯める

・お金は貯めるだけではなく運用する

・常に自己の能力を高め行動する

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか|Amazonの内容抜粋

不滅の名著!
人生の指針と勇気を与えてくれる「黄金の知恵」と感動のストーリー!

読了後のあなたは、すでに資産家への第一歩を踏み出し、幸福を共有するための知恵を確実に身につけていることだろう。

現代における「富の支配法則」とは、バビロンの市街に裕福な人がひしめいていた数千年前の法則と、少しも変わるものではない

本書は、現代ビジネスの極意を分かりやすく説き明かした名著であり、あらゆる人にとって重要な一冊である。
──パーシー・H・ホワイティング (「デール・カーネギー研究所」副所長)

本書に記されている「バビロンの知恵」は、現代においても、そして誰にとっても役立つものだ。人生で成功をなしとげようという志を持つ、すべての人におすすめする。
──ヴァン・アレン・ブラッドリー (「シカゴ・デイリー・ニューズ」)

出典:Amazonの内容紹介

著者は実業家の『ジョージ・サミュエル・クレイソン』

ジョージ氏は1874年アメリカのミズーリ州生まれ。
米西戦争に陸軍兵として参加した後、出版社を設立、1926年よりバビロンを舞台にした寓話をパンフレットの形で刊行していました。

本書はパンフレットで刊行していた寓話(実話ではない)を書籍化したもので『ビジネスの極意を記した名著』として現在でも多くの読者に愛読されています。

スポンサーリンク

稼いだお金を全部は使わずに、その一部は必ず貯める

本書では、稼いだお金を全て使うのではなく、その一部は必ず自分のためにとっておくことが必要だとしています。

『わしが富への道を見つけたのは、稼いだものは、すべてその一部を自分のものとして取っておくことを心に決めたときだ。おまえとて同じことができるはずだ。』

出典:バビロンの大富豪 アルガミシュの言葉

『今日は給料日だから飲みに行こう』、『ボーナスが出たから新しい服を買おう』など、収入が入ったときほど私たちの財布はゆるみがちです。

たしかに、せっかく手に入ったお金を全く使えないのでは人生の楽しみも半減してしまうという気持ちも分かります。

まずはお給料やボーナスの5%だけ貯めるといった形で、自分に負担にならない程度の額から始めてみるのが良いと思います。

例えば投資手法のなかに『ドル・コスト平均法』という方法があります。
これは毎月定額で金融商品を買い増していくことで、暴落や金融危機のリスクを回避することができる投資手法の1つです。
定額でただお金を貯めていくだけなのは味気ないという方には、こうした投資による蓄財もオススメです。

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

スポンサーリンク

お金は貯めるだけではなく運用する

筆者はこの本を通して『資産を運用する大切さ』を主張しています。

要は、

❎『お金を増やす=お金を貯める』
⭕️『お金を増やす=お金に働いてもらう

ということです。

お金を増やすためにはお金を貯めるのが1番と思われるますが、違います

お金を増やすためにはお金に働いてもらう仕組み、つまり投資が必要となります。

日本人で投資をする人は全体の15%前後。金融の知識はこれからの社会では必須スキル

なんと、日本人で現在投資をしている人は全体の15%程度。これは諸外国と比較しても圧倒的に低いです。

ほとんどの人は投資はリスクが高く怖いものと考えています。

ちなみに参考として、諸外国で投資している人の人口に対する割合は、アメリカが約48%、ヨーロッパが約30%となっています。

近年、日本でも投資の必要性が見直されてきましたが、現状はまだまだ浸透しているとは言えません。

本書は、これからの社会に必要となる金融スキルの入門書と言えます。

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

スポンサーリンク

常に自己の能力を高め行動する

本書では、自己の能力や技量を高めること大切さについても触れています。

・富を得るためには常に学び自己の能力を高める
・具体的な目標を定めることが目標の達成に近づく第一歩

どちらも当たり前といえば当たり前ですが、この2つをずっと継続されている方は正直少ないと思います。
ちなみに私は…今後精一杯努力します!(笑)

富を得るためには常に学び自己の能力を高める

継続は力なりという言葉の通り、多くの富を得るためには自分の能力を日々高めていく必要があります。

元メジャーリーガーのイチロー選手の名言でこんなことがあります。

過去の積み重ねがどれだけ大事なものかは感じています。
それがなければ今の技術や精神は作られなかったのですから。

第一線で活躍してきたアスリートも継続や積み重ねの大切さを主張しています。

しかし、いきなり今日から何かを始めるというのもハードルが高いと思います。

まずは、

・1週間で1冊、気になった本を読む
・自分が興味のある資格を調べてみる

といったように自分の興味があることを継続するように意識してみましょう。

具体的な目標を定めることが目標の達成に近づく第一歩

前述の”継続の原動力となるのが、この具体的な目標を定めることです。

継続という炎を燃やし続けるためには燃料が必要です。
具体的な目標には、継続を続けるための燃料の役割があります。

・1年以内にブログで月1,000円の収入を得る
・半年以内に簿記2級に合格する

こうした、稼ぎたい金額や取得したい資格、それらを得るまでの期間を自分の中で具体的にすることで、具体的な目標が定まります。

ここで注意したいのが、自分のやる気が継続する期間と内容を設定することが重要です。

例えば『1年以内に年収1億円を達成する!』のように不可能ではないにしろ実現することが困難な目標設定は、本人のやる気が目標の達成まで持続できるかと言われると難しいかと思います。

ここでいう具体的な目標の設定は、自分が頑張れば達成可能な目標にしましょう。

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

スポンサーリンク

まとめ|バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

本書のポイントをまとめます。

《本書で学んだ3つのポイント》

・稼いだお金を全部は使わずに、その一部は必ず貯める
 ・収入が入ったときほど財布はゆるみやすい
 ・貯蓄は自分が負担と感じない範囲で行う

・お金は貯めるだけではなく運用する
 ・お金に働いてもらうという意識を持つ
 ・金融スキルはこれからの社会の必須スキル

・常に自己の能力を高め行動する
 ・お金を稼ぐためには継続して自分の力を高めることが必要
 ・具体的な目標を定めることで継続力が増す

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました!

【書評】1985年の無条件降伏〜プラザ合意とバブル〜|岡本 勉【要約・感想】本記事では『1985年の無条件降伏〜プラザ合意とバブル〜』の書評および内容の要約・感想をまとめています。...